2005年07月13日
試合の日の夜はなかなか寝付かれず、ホテルの周囲を散策していたらしい




試合の日の夜はなかなか寝付かれず、ホテルの周囲を散策していたらしい
──初勝利おめでとうございます。現在の心境は?
宮田
今はホッとしています。
──周囲の反応は?
カミさんのほうがホッとしているかもしれないですね(笑)。
──ホッとしたというのはどういうことなのか?
下手に武田戦なんかに出ちゃったりしたんだけど、ホイラー戦と武田戦のデビュー2戦目までの試合は絶対に勝てない試合でしょ? それで気が付いたら2連敗みたいな感じで、シャファーとの試合は俺に問題があったんだけど、気持ちのうえで結構追いつめられていましたからね。
──対戦相手がアースラン・マゴメドフから変更になったが?
いや、アースラン選手の代わりだったら総合をできない奴かと思っていたんだけど、ネットで調べたら「MMAの経験有り」って書いてあったんですよね。で、夜中にビデオを見たら、ヒザを結構使っていたんですよ。僕が嫌なのはパンチよりヒザですからね。
──レスリング系の選手がタックルに入る時に、ヒザでやられるケースは結構ある。
交通事故みたいな感じでありますよね。
──では、マゴメドフからガイダルベコフに代わっても、その恐怖は変わらずだったのか?
うん、そうですね。
──緊張はあったのか?
凄い緊張しましたね。昨日に関しては、タックルを切られてまた緊張したもんね(笑)。俺の中では秒殺以外になかったから。
──わりとあっさり勝ったように思えたが?
何かやって盛り上げてから勝ちたかったけど、最初関節を取れそうな時に力で返されちゃって、グラウンドでも腕を掴まれて抜けなかったんですよ。で、このルールだと10~15秒膠着するとスタンドだから、極めにいかないとやばいなと思って極めちゃいました。スリーパーはあんまり得意じゃないけど、今は柔術の人とやっても全然勝てるし、俺が極められることはないし、寝技に関しては自信は付いてきたんですよ。ただ、試合で出していないから、練習と試合は違いますからね。
──今、得意な技は?
横三角。
──横三角! 高度な技だ。
結構、高度な技なんだけど、俺には合う。俺はタックルをがぶって入る入り方をマスターしています。
──今回の試合のできは?
魅せられなかったんでね。俺としては本当は倒して、持ち上げて、落として、スリーパーみたいな感じにしたかったんだけど、緊張に負けましたね。
──やはり、たくさんのお客さんに緊張したのか?
お客さんの前だからっていうよりも、負けが込んでいたからですね。
──相手の印象は?
思った通りでしたけどね。レスリング時代、ロシアってカレリンとかがいて凄い強いイメージがあったんですよね。ロシア人のレスリング選手って、強い顔と弱い顔があって、昨日の相手は強い相手に完璧に属していた顔だったから(笑)。完全にチャンピオンレベルの顔をしていたんですよね。ああいう、冷たい顔なんですよ。
──対戦しなかったが、マゴメドフはちなみにどちらの顔?
ああいう男前の顔はレスリングにはいないです(笑)。でも、ガイダルベコフみたいな奴が総合を覚えたらヤバイですよ。
──次は8人のトーナメントになるわけだが。
日本人が多いですよね。
──1回戦から日本人対決もあり得る。やりにくさを感じるか?
KIDは嫌ですね。レスリングのレベルも同じだし、タックル切られちゃうから。それと昔から知っているから、心情的にもやりたくないっていうのもありますね。でも、選手としてもやりづらい相手ですね。タックルを切られる可能性は高いからね。あいつも切られるのが分かっているから、打撃できそうだし。
──その他気になる相手は?
誰でもいいですね。まあ、できればホイラーとやりたいですけど。自分も1年ぐらいやって、成長が見られるじゃないですか。
──ホイラーはいつでも首を準備して待っていると言っていたが。
負けたら全然成長してねえなってことにもなっちゃうしね。
──では、9月に向けての意気込みを。
9月は思い切って試合やって、勝ちにいきます。応援よろしくお願いします。
タックルを決める宮田。一度切られた時は、また緊張感がぶり返してきたようだ
寝技の自信は相当付いている
分かりやすい言葉で意気込みを色紙に記した宮田