2006年07月06日

――いよいよ85kgのライトヘビー級トーナメントが始まりますが、今のお気持ちはいかがでしょうか。

――いよいよ85kgのライトヘビー級トーナメントが始まりますが、今のお気持ちはいかがでしょうか。

秋山

ミドル級のトーナメントをずっとやっていたんで、そういうのを傍から観ていて、いいな~っていうのがありました。ですから、やっとその舞台に立てるのが嬉しいですね。

――ワクワクしている感じですね。

でも、やることは一緒なんで、ワクワクと言うよりも気を引き締めて、っという感じですけどね。

――まだ決定ではないですけど、メンバーを見てどうですか。

いやー、すごいんじゃないですか。B.J.(ペン)もそうですし、ホドリゴもそうですし、カーロス・ニュートンもすごいし、マヌーフもとんでもないし、みんながみんな、すごい選手だと思うんで、どうにか頑張れればと思うんですけどね。

――誰と当たると思いますか。

いやー、どうなんですかね。勝ち上がれば、一番強いと言われるB.J.が上がってくるとは思うんですけど。

――一回戦のカードは、対外国人と谷川プロデューサーは言っていましたが。

外国人は強いっすからね(笑)。僕まだ、総合初めて2年しか、2年も経ってないのかな。一番、ひよっこなんで。桜庭さんとか大山先輩とかのほうがはるかに経験も豊かですし、試合数もこなしていますし。だからその分、しっかり胸を借りてやらないと。

――関係者は、秋山選手が、桜庭選手やB.J.ペン選手とともに優勝候補の一人だと思っています。

よかった~。

――手応えはあるんじゃないですか。

正直、みんながどんな試合をしているか観てない部分もありますし。だから、自分が最後まで残らないと、と思いたい。

――谷川Pも桜庭選手と決勝戦で観たいと言っていましたが。

そうでしょうね。そうなればいいですよね。桜庭さんとそういう風になれば、それはそれですごく、自分でも面白いんじゃないかなと思いますけどね。客観的に見ても。だから、いいんじゃないですかね、そうなれば。

――モチベーションにつながりますか。

ええ。楽しいでしょうし、絶対。

――決勝戦を想像できますか。

無理ですね。まだ1回戦も終わってないのに。

――桜庭選手がまだ参加するか決定していないですが、並んでみての感想は。

ずっとテレビで観ていた選手なので、普通に「あ~、本物や」って思って。そんな感じでしか見てないですけど。

――同じファイターとしてのオーラのようなものは感じますか。

どうなんですかね。みんな持っていますからね。だから、それを気にしてはいけないんですけど。

――印象としては。筋肉のつき具合であるとか、背丈であるとか。

想像していた感じでしたね。

――前回の試合で永田選手と対戦して、後ろ回し蹴りで決めました。試合後もおっしゃっていましたが、ルスラン・カラエフ選手との練習の時に食らって、これはいけると思って使われたんですよね。その練習時はどうでした。

メチャクチャ痛いですよ。それで肋骨にひびが入りましたから。治すことにももちろん専念しましたけど、自分のモノにできるんであればと思って。ルスラン選手に蹴り方を教えてもらいました。試合で出たのは、たまたまですよ、あれは。

――たまたまでKOはできないですよ。

本当にたまたまです(笑)。

――練習でも手応えはあったのですか。

手応えっていうか、当たればなんとかなるんちゃうかなって。2週間位でそのレベルまで持ってきました。

――ご自身が実際に体で受けてみて、コツがわかったと。

それも少しはありますね。間合いとかは、教えてもらったプラス自分もやられたってのが、すごく良かったと思います。

――相手が永田選手だったから、使えると思ったのですか?

いや。関係ないですね。永田選手の対策としてやった訳ではなく、自分の技のレパートリーが増えたらいいなと思ってやっただけです。

――その技でKOできた事はかなり自分のものになったな、といった感じですか。

まだ1回くらいじゃダメなんじゃないですか。これから当たるようになればいいですよね。

――今、他に取り組んでいることは。

今のところはないですね。完成度を高くしたり、打撃の部分の実力を上げたりとか。

――現段階では。

基礎トレーニングやって、寝技や打撃の練習したり。そんな感じで1週間回ってますけど。トータル的に。

――試合に向けては。

プラスα自分でできることを見つけて、マイナスはないと思ってるんで。何かまた新しいことを見つけたり、今までやってきたことを重複して、自分の形にするか。相手が決まっても、やってることは一緒なんで、なにかがすぐ身につく訳ではないと思うんですけど。

――対戦相手によっては、ファイトスタイルが全く違いますが。

違いますよね。でも、そこまで行く前に実力つけないと、自分も。試合までの期間にどれだけスキルアップできるか。

――しんどいですよね。

まーねぇ。楽なことはみんなやってないんで。

――ケガ、故障箇所の具合は。

今のところ、大丈夫です。ケガはどうなるかわからないんで、こればっかりは。今は全力で動ける体はできていますね。

――次はワンマッチですからね。その次が2試合ですね。練習方法も変わってきますか。

変わってくるでしょうね。

――我々は、桜庭選手とライバル関係に見てしまうんですけど。どんな試合になると思われますか。

やっぱり、今までの試合プラスα、なんかこう、いいものを見せてもらえるんじゃないですかね。

――決勝で桜庭選手と当たっても道衣を着ますか。

決勝のことは頭にないんで、想像するのは大変ですけど、着ても面白いんじゃないですか。ホイス選手とも1回ありましたし。着れたら着れたで面白そうですよね。

――このクラスになってくると、実力が拮抗しています。道衣を着るメリット、デメリットについては。

でてくるでしょうね、絶対。細かい部分で。ハンデになってしまうとは思いますけど、でもやっぱり道衣はね、できるだけ着たいなとは思いますけどね。自分の中でこだわりってあると思うんで。でも脱ぐときは必ず来ると思うんで。小川先輩と吉田先輩がやったように、柔道着を使ってうまく攻められる人間とやるときは、どうでしょう。考えてるんですけどね。そのときに応じて。この前も脱ごうか考えてたんですけど。そのときの気分にもよりますね。

――この前は、なぜ着ようと思ったのですか。

この前に関しては、もめてたっていうか悩んでて、どうしようかなって思ったんですけど。まぁ、レスリング対柔道ってことで注目されていましたし、それで着なかったら格好つかない。自分も道衣は大好きですしね。そっちのほうがいいなって。柔道代表って気持ちがすごく強かった。これからもその気持ちをなくすことはないです。

――道衣を着ることのデメリットとは。

普通に立ち技でも寝技でも掴まれることじゃないですか。引っかかる分、どうしても逃げにくくなったり。この間は感じませんでしたけど、これまでの試合では掴まれることは多々あったので。使いにくいっていうか、逆に慣れてる部分だったんで。相手が裸で、道衣を忠実に使ってくる選手だったら、また変わってくると思うんで。ホドリゴだったら利用してくるでしょうね。

――今回のライトヘビー級トーナメントですが、狙いはもちろん優勝だと思います。ファンに何をアピールしたいですか。ミドル級と比較されるとは思いますが。

でかさ、じゃないですか。ミドルは小さい分、スピードがあって観ている人には新鮮。でも迫力に欠ける部分がある。ヘビーはミドルとは違う魅力があると思いますけど、ミドルに比べてスピードがない。でもライトヘビーは丁度、大きさもあってスピードもある選手たちなので、そういった面でファンが楽しめると思います。

――どんな技で勝ちたいですか。理想としては。

普通に関節技とれたりとか、柔道の技でとれることが一番いいですね。KOよりも。

――この前の後ろ回し蹴りよりも関節技のほうがいい。

どっちもいいんですけど、柔道やってた者としては、腕十字とかとりたいですね。関節技のバリエーションも少しずつ増えてきました。

――柔道には足関節技がありませんが、どうでしょうか。

練習しなければいけないところ。足関節はすごい武器になるんでね。逆に柔道家は狙われますからね。慧舟會ではそういった対応もしていますね。

――打撃に関してはレベルアップしていますよね。

素人から上がっただけ。玄人に上がらないと。

――柔道家の中では高いレベルだと。

そのレベルだとよくないんでしょうね。柔道家の中って括りだと。総合格闘家の中で、って言われないと。

――あと、どれだけやれば他の選手に追いつける?

時間は絶対かかると思います。できるだけ投げださず、我慢して我慢して一生懸命練習することが身になると思うんで。

――焦らずにじっくりと取り組むことが大事である、と。

それはもう、どんなスポーツ、選手にとっても一番だと思うんですよね。柔道自体も、基礎というか地味な練習が一番身になると思うんで。

――今までの練習の成果はいつごろ発揮されそうですか。

う~ん、どーやろ。それは僕もわからない。解れば一番いいんですけどね。

――ここ何試合かは発揮されていると感じますが。

更に上を目指すために、練習をやり直さないと。

――ライトヘビー級トーナメント、優勝するためには何が必要ですか。

全部じゃないですか。打撃も寝技も、力も、スピードも。全部が揃っている選手が最終的に強いと思う。

――それが揃っているのは…。

現時点では、B.J.じゃないですか。他の選手を見ていないんで分からないですけど。闘ってみないと分からない。一つだけ言えるのは、みんなレベルが高いということ。一つでも多く勝てるように、頑張りますよ。■

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桜庭との試合が実現したら、とんでもない結末を迎える気がする。はたして、二人の試合は見られるのだろうか?

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