2006年07月26日

――準々決勝の概要が発表されましたけど、改めて現在の心境から聞かせてもらえますか。

――準々決勝の概要が発表されましたけど、改めて現在の心境から聞かせてもらえますか。

宇野

もう一戦一戦、ベルトに向かって闘っていくだけですね。

――開幕戦の前と、まったく同じコメントですね。

そうですね。本当にもうそれだけです。周りのことは気にせず、与えられたものを一つひとつこなしていくだけというか。

――周りのことといえばKID選手が、しばらくオリンピックを目指すことになりました。それについては、どのような感想を持っていますか。

そういうことに挑戦するのは凄いことなんで、ぜひ頑張ってもらいたいですね。

――宇野選手もレスリング出身なので、気持ちが分かる部分もあるのではないですか?

総合からレスリングに行くというのは初めてのケースだと思うんで、本当に凄いことですよね。ありきたりですけど本当に頑張ってほしいです。

――かりに宇野選手が同じ立場だったら、どうしたと思いますか?

いや、僕はレスリングが強くなかったんで(苦笑)。そうは考えないと思いますけど。

――分かりました。ではトーナメントについてなんですけど、一回戦ではオーレ・ローセン選手にきっちり一本勝ちしましたね。改めて須藤元気選手なども攻めあぐねたローセン選手に、快勝できた勝因は何だったと思いますか。

やはり最後まで諦めずに一本を取りに行ったことが、あのような結果につながったんだと思います。あとはリッチ・クレメンテ戦の内容で納得いかない部分がたくさんあったので、ローセン戦ではいい試合をしたいという気持ちが強かったんです。クレメンテ戦のあと、プロの姿勢というものをもう一度考え直したりもしましたから。

――HERO'Sでは初の一本勝ちということで、これで一気に気持ちが乗ったのではないですか?

次につながるものはありましたよね。でも、まだまだ反省する部分もありましたし、ブラックマンバ選手は所選手に勝ったことでも分かるようにひじょうに強い選手なので、さらに気を引き締めて試合に臨みたいですね。

――いま名前が出たように、準々決勝ではマンバ選手との対戦が決定しました。もしかしたら所選手に勝ったことをフロック的に見ている人もいるかもしれないですが、宇野選手の中では確実に強い選手と位置づけているわけですね。

打撃による何秒かの攻防かもしれないですけど、タックルに合わせてヒザ蹴りを出して、しかもそれでキッチリ勝てるというのは凄い。やはり強いですよね。

――宇野選手としてもタックルがポイントになると思いますけど。

そうですね。そのへんのことも考えながら、さらに気を引き締めてやっていきたいと思います。

――一回戦では続々と日本勢が敗れていきました。唯一勝ち上がった選手として、日本を背負うという気持ちも強かったんじゃないですか?

はい。やはり自分の試合が来るまでに日本人選手が負けていくなかで、僕はどうしても負けられないと思いましたし。とくに門馬(秀貴)選手や中原(太陽)は一緒に練習している仲ですから、自分で何とか止めないと、という気持ちはありましたね。

――その重圧は相当大きなものでしょう。

でも、そういう重圧を感じつつ、それをいいプレッシャーに変えようと思っていましたから。それを感じつつ、いい試合をしようと。

――なるほど。では今回、高谷裕之選手、所英男選手、安廣一哉がトーナメントに参戦することになりましたが、宇野選手は実力で準々決勝の切符を掴んだ分、他の選手とは違うという意地があるのではないですか。

どうでしょう。それは最初にも話したように一戦一戦、周りのことは気にせず闘っていくだけなんで。

――なるほど。では、あえて今回の準々決勝にテーマを付けるとしたら、どのようなものになるでしょうか。

もちろん門馬選手や中原のためにも頑張らないと、という気持ちがありますし、ベルトに向けての負けられない試合でもあります。ただ、あまり気負うことなく、自分の闘いができるように自分を持っていくだけですね。

――桜庭和志選手と同じ舞台に立つことになりますけど、それについては?

憧れの選手ですから一緒のリングに立てるのは光栄です。この間、一緒にバイクを乗りに行ったんで、機会があれば練習も一緒にしてみたいですね。

――桜庭選手はHERO'S参戦会見で「マンバ選手とやりたい」と発言していましたけど。

ああ、そうですね。マンバ戦の作戦を聞きたいと思います(笑)。

――前田日明スーパーバイザーが「宇野君はたまにポカがあるんで、それさえ出なければ僕は宇野君が行くんじゃないかと思う」と発言していたんですけど、宇野選手的にそのポカというのは何を指していると思いますか。

いや、それは前田さんに聞いてもらった方が(笑)。まあ、でもそれはヨアキム・ハンセン戦のこととかだと思いますけど。

――ただ、そういった経験があるからこそ、今のいい形があるわけですよね。

HERO'Sの最初で負けたということで勉強になったことも多かったですし、やはりその経験は今に生きていると思います。

――では、KID選手が今は不在のHERO'Sが、面白くなくなったと言われないように、自分の手で盛り上げてやるという気持ちはあるのでしょうか。

まあ、自分は自分らしく。KID選手が出ないことで変化はあるかもしれないですけど、自分のスタンスを崩すことなくやっていきたいですね。KID選手が出ないから頑張るというのも、何か違う気がしますし。

――ただ前田スーパーバイザーではないですけど、ファンの人も今年のトーナメントは宇野選手が一番のHERO候補だと思っていると思いますよ。

それはどうでしょうか。そこは気にせず、という感じですけど。

――なるほど。あくまでも周りのことは気にしないということですね。では最後に改めてマンバ戦に向けての意気込みをお願いできますか。

一回戦以上のいい試合ができるように頑張るだけですね。とにかく一戦一戦という気持ちは変わらないので、あくまでもベルトに向けて闘っていくだけです。■

>>『Sammy Presents HERO'S 2006 ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝』実施概要

KID、元気が不在のなか、宇野にかかる期待は大きい。彼がHEROになるのか

7月26日、K-1オフィシャルジムにて練習を公開した宇野。寝技限定のスパーリングだったが、何度も極めまくった

「マンバ選手の打撃は警戒しなければいけない」と宇野は、対策を十分に練って試合に臨むようだ

前田日明スーパーバイザーも、宇野には「優勝候補」と期待をかける。はたして宇野は、ミドル級を制することができるのか

← ニュース一覧へ