2007年02月27日

所英男VS永田克彦の日本人対決が決まり、注目を集めている『OLYMPIA HERO'S 2007開幕戦〜名古屋初上陸〜』(3月12日、名古屋…

所英男VS永田克彦の日本人対決が決まり、注目を集めている『OLYMPIA HERO'S 2007開幕戦〜名古屋初上陸〜』(3月12日、名古屋市総合体育館レインボーホール)。気になる追加カードも、一気に4つが発表された。そのなかでもミドル級のエースとして期待がかかるのは、宇野薫だ。宇野は、カラム・イブラヒムの従兄弟、アリ・イブラヒムと闘うこととなった。彼は今、何を思うのだろうか。

カルバンに恐怖心を感じた

——年が明けて、今はリスタートという心境ですか?

宇野

どんな試合ができるか、楽しみですね。去年、悔しい闘いで最後を締め括ったので。

——HERO'Sは須藤元気さんが引退、山本“KID”徳郁選手がレスリングに専念しています。宇野選手に、ますます期待がかかってきますね。

…どうでしょうね。それは僕が決めることでもないと思います。僕は僕のポジションじゃないですけど、僕のスタイルを貫き通すだけです。

——昨年は、ベルトまであと一歩でした。今年こそはという思いですか?

そうですね。昨年が2位、一昨年が3位、今年はぜひという感じです。

——宇野選手と、王者になったJ.Z.カルバン選手との差は何だったと思われますか。

負けたんで、差はいろいろとあるとは思います。でも、それは言うことでもないでしょうし。

——決勝戦の判定に関しては。

あれは納得しています。彼の方が、2Rのなかで優勢に試合をしていたと思いますから。

——では、宇野選手が優勢に進められなかった理由は?

カルバン選手が強かったというだけです。

——カルバン選手の打撃はどうでしたか。

そうですね…内緒です(笑)。

——再戦が注目されると思いますが、攻略法はあるのでしょうか。

その辺は、自分のなかに。前回、優勝している選手ですし、カルバン選手に追いつけ…、じゃないですけどね。

——その決勝戦は、高谷裕之選手がカルバン選手に負けて、自分がという気持ちが強かったと思います。

門馬(秀貴)選手も負けていますし、高谷選手もああいった形で負けたことに対して、悔しさはありました。あとは逆に、一緒に練習している2人が負けたっていうことで、カルバン選手の強さに恐怖心みたいなものは感じました。試合前から…。

——試合が終わってからも。

正直に強かったです。負けてしまったので、相手が強かったとだけしか言えません。何を言っても言い訳になってしまいますしね。

——再戦したときの勝算は?

分からないですけど(笑)。前回、負けていますんで、追いつけという感じです。

ライバルは一度、リセットされる

——トーナメントでリベンジという感じですか。

そうですね。なるべくしてなれば当たるでしょうし、当たったときに備えて、練習して対策をしておかなければならないでしょう。

——今は意識していない?

HERO'Sはタイトルが持ち回りでないことを考えると、トーナメントでほかの選手も出てくるわけじゃないですか。そのなかで上がってきた選手が一番、強いわけですから。

——ターゲットは一人に絞らないと。

そうです。全員がライバルというか、もう1回、リセットされるんで。そういった意味では、また一からやり直しというか。

——しんどいですね…。

しんどいですよ(笑)。決勝戦が終わったあとに一番、何を考えたかっていったら、もう1回、頑張んなきゃいけないんだって思いましたから。ここまで来なきゃいけないんだって。

——高い山を徐々に登っていく感じですかね。

なんて言うんですかね。やっぱり今までとは違う経験ですよね。1試合、1試合に勝たないと残れないっていう。

——それをまたやらなきゃいけない。たしかに、しんどいんですね。

しんどいですけど、やりがいもあります。明確に、勝ち上がって行けばチャンピオンになれますから。

アメリカで試合をしたい

——今回の対戦相手がアリ・イブラヒム選手に決定しました。カラム・イブラヒム選手の従兄弟だそうですね。

あまり情報がないんですけど、カラム選手がレスリングの選手で、身体能力が高いことも知っています。藤田(和之)選手にああいった形で負けてしまいましたけど、オリンピックで金メダルを獲っている選手は強いというのはありますんで、警戒はしなくちゃいけないですね。そういった警戒心は強いです。

——簡単に勝てるとは思っていない?

僕は昔から言っているんですけど、初めて当たる選手の方が怖いんですよ。皆さんが思うほど、イージーな相手だとは全然、考えてないですね。

——不気味という感じですか。

そうですね。対策もなかなか練りにくくなりますし、逆に僕の資料は結構ありますから。

——確かに下から上がってくる選手の方が怖いかも知れません。

そうですね。向こうは食ってやるという感じで来ますから。

——宇野選手はどういった気持ち?

食われないように(笑)。というのは冗談で、自分のやってきたことを信じて、本当に自分らしい試合をするだけですね。

——宇野選手はUFCで活躍していましたが、HERO'Sがアメリカに進出することに関してはどうでしょうか。

最初に聞いたときはすごく楽しみというか、「またアメリカで試合がしたい」とはずっと思っていましたから。出られるかどうかは分からないですけど、アメリカで試合をするチャンスが高くなったことは、非常に嬉しいです。

——出たいですか。

やっぱり、アメリカで試合をしたいですね。

——日本とは違いますか?

どうでしょう。HERO'Sがどういった形になるのかはまだ分からないですけど、UFCと日本の興行は明らかに違います。

アメリカと日本は雰囲気が違う

——何が違うのでしょうか。

選手じゃないと分かりにくいとは思うんですけど、雰囲気が違うんですよ。お客さんの沸き方や会場の明るさ、細かく言うとキリがないです。まったくの別物だと思います。ライトの明るさや演出面も違いますし。

——日本は一緒ですか。

日本は基本的にあまり、変わらないと思います。

——宇野選手にも、ぜひアメリカで試合をしてもらいたいですね。

そのためには、今度の試合がとても大事になります。

——今年は何試合くらいしようと考えていますか。

考えていないですね。オファーがあったときに考えます。

——あまり年間のことは考えない?

あまり考えないです。デビューしたとき、修斗に出ていた頃はコンスタントに試合ができましたけど、もう若くないんで(苦笑)。

——そんなことないですよ(笑)。今年の目標はやはり、チャンピオン?

そうですね。トーナメントがあれば、去年はああいう形で終わったんで今年こそは。

——新たに決意したことはありますか。

僕はデビュー戦で負けているんですけど、昨年の10年目のスタートも負けて始まりました。ですから、また新たな気持ちですね。あとはケガに注意したいです。年齢的にも長くはできないんで、毎試合、悔いのない試合をしたいですね。■

『OLYMPIA HERO'S 2007 開幕戦 〜名古屋初上陸〜』対戦カード

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