2007年06月18日
イザイア・ヒル戦は反省点ばかり




イザイア・ヒル戦は反省点ばかり
──『Dynamite!! USA』のイザイア・ヒル戦から約10日が経ちましたけど、振り返ってみていかがですか?
永田
正直、反省点ばかりですね。フィニッシュまでスムーズに持って行けなかったというのもあるし、同じ展開ばかり続いて見ている人たちのフラストレーションを溜めてしまった。そういう意味で反省点ばかりですね。
──一番の反省点はどこでしたか?
やっぱりスカッと勝てなかったところですね。KOなり一本なり。フィニッシュへのパターンに磨きを掛けないといけないなと思いました。
──『Dynamite!! USA』で勝利して、今回永田選手にとっては念願のミドル級トーナメント出場が決まったわけですけど、今の心境はいかがですか?
嬉しいのと同時に、「すごいトーナメント」という意識があるので気合い入れないといけないなという気持ちですね。
──『Dynamite!! USA』から『OLYMPIA HERO'S 2007 ~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦~』まで1ヵ月少ししか期間がありませんけど、コンディションは大丈夫ですか?
幸い怪我がたいしたことなかったのでそういう面では心配ないし、『Dynamite!! USA』まで結構追い込んだので、あとは宇野戦への対策を立てるだけです。
──イザイア・ヒル戦では結構鼻血が出ていましたが、鼻のほうも大丈夫ですか?
「折れているんじゃないか?」なんて言われたんですけど大丈夫でしたね。痛みもほとんどなくて、鼻も曲がらなかったので。結構血が出たので自分でもビックリしたんですけどね。
──かなりの量の出血でしたもんね。
あとに出てくる選手たちに迷惑掛けちゃったなぁと思いましたね(笑)。真っ白なリングを真っ赤に染めちゃったんで(笑)。
──骨折ではなかったんですよね?
実際、レントゲンは撮っていないんですよ。結局、撮っても撮らなくても曲がっていなければ自然治癒しかないんで、はい。医者からは「撮らなくても大丈夫だろ」って言われたんで。
“人間を相手にする”という面での勝負強さ
──ミドル級トーナメントの1回戦の相手が宇野薫選手に決定しました。宇野選手の印象を教えていただけますか?
総合格闘技を常にリードしてきた選手で、実力は世界のトップなので、そういう意味ではこれ以上ない相手だと思いますね。
──宇野選手は、実力もさることながら、人気もトップクラスの選手です。そういう選手と闘うということで「オイシイな」といった思いはありますか?
う~ん……なんて言うんですかねぇ(笑)。実際、とても強い選手ですからね。「オイシイ」というか、「すごいチャンス」だとは思います。このチャンスを生かせば、今後いい形でつなげていけると思いますからね。そういう意味では、結果はもちろんですけど、中身もすごい試合をしたいと思います。宇野選手が今まで闘ってきた日本人選手たちはすごい選手ばかりなんで、その選手たちとの試合を越えられるように頑張りたいです。
──宇野選手は立ってよし寝て良しのオールラウンドな選手なんですけど、一番気をつけている部分はどこですか?
一番すごいなと思うのは、粘り強さなんですよね。次から次へと展開が変わってもいろんな戦法ができるんで、その状況判断がすごいと思う。そこが一番優れていると思うし、一番気を付けなければいけないところだと思います。
──逆に自分が宇野選手よりも上回っていると思う部分はどこですか?
それは、この肉体だと思いますね。パワーの面であったりとか。あと、総合格闘技じゃないですけど、“人間を相手にする”という面で、レスリングで培ってきた勝負強さだと思います。
HERO'Sの歴史に残るような試合をしたい
──今後はどこで練習をされる予定ですか?
来週から大阪のほうに合宿に行って、その後は『Dynamite!! USA』前にもお世話になったアメリカ・サンノゼのAKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)で合宿する予定です。
──ちなみに、大阪ではどこで?
三島(☆ド根性ノ助)さんのジムとか、打撃の練習でお世話になっているテコンドーの先生と練習したりですね。
──AKAでの練習は2度目になりますけど、やはりあそこでの練習は自分にとってメリットになる部分が大きいと?
そうですね。総合の本場のアメリカで最先端を行くジムですからね。練習をしてみて、自分でもそう感じました。実際、そこで練習する選手たちが強いですからね。これ以上ない練習環境だと思います。
──宇野戦に向けて今、自分が一番何を強化しなければいけないなと思いますか?
フィニッシュまでの詰めをもっと早くすること。特に上になってからですね。それと、スピードです。
──ファンにはどういった試合を見せたいと思いますか?
「永田克彦、ここにあり」って試合を見せたいですね。一昨年までアマチュアという単に勝負にこだわるところでやってきたわけですけど、プロに転向して1年半。プロとして一皮剥けるような試合がしたいですね。
──今の心境としては、「打倒・宇野薫」という気持ちが強いですか? それとも、「トーナメント優勝」という気持ちが強いですか?
1回戦(宇野戦)に懸ける気持ちのほうが大きいですね。ましてや、トーナメントには初出場ですし、先のことを考えるほど甘くない。宇野選手という常にトップにいたすごい選手と闘えるんで、今までレスリングで培ってきたものがどこまで通じるか、全力でぶつかっていきたいと思います。あと、総合格闘家として自分がどこまで変わったかというのも確かめたいですね。総合に転向して、その集大成となるような試合をしたいです。
──分かりました。それでは最後にミドル級トーナメントに向けての意気込みをお願いできますか?
宇野選手との試合がチャンピオンベルトを懸けた試合──そういう気持ちで臨みたいです。HERO'Sの歴史に残るような試合をしたいと思います。■
『OLYMPIA HERO'S 2007 ~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦~』実施概要
『Dynamite!! USA』で勝利を収め、念願のミドル級トーナメント初出場を手に入れた永田
大会前にはAKAで調整。さらなる進化を遂げて宇野戦に臨む
6月15日に行われた記者会見では「いきなり宇野選手とやれるというのは嬉しい」とコメント
「(優勝よりも)1回戦に懸ける気持ちのほうが大きい」。宇野戦にすべてを懸ける永田に勝利の女神は微笑むか!?