2007年07月06日
今回は凄く大事な試合だと認識しています




今回は凄く大事な試合だと認識しています
──さて、まずは改めて、『Dynamite!! USA』でのブラッド・ピケット戦を振り返ってみていかがですか?
あ、ブラピ……、あの時は試合前がドタバタでしたね。リングチェックを終えて試合までに時間が空いたのでホテルに戻ったんですよ。で、試合が近づいたのでホテルから会場に向かったらすごい大渋滞で、それですごいドタバタしちゃって、気持ちの準備ができていないのにリングに上がっちゃったんで……。でもまあ、勝ててよかったです。
──初のアメリカでの試合で勝利。得たモノは多かったんじゃないかなと思うのですが?
そうですね、いろいろと……でも、正直に言うと、日本で試合をするのが一番いいです(苦笑)。コミッショナー(カリフォルニア州アスレチック・コミション)の方から何か厳しく言われているんですけど、何を言っているのかよく分からないし……とにかく、英語の壁が大きかったですね(苦笑)。
──昨年10月の金子賢戦から5連勝中。上り調子の中で、ミドル級トーナメントを迎えるわけですけど、今の心境を教えていただけますか?
ブラックマンバとできるということで、やっぱりあの屈辱みたいなものを晴らすチャンスだな、というのと、次負けたらこれ以上、上を目指すということはなかなか難しくなるよな、という心境ですね。だから、今回はすごい大事な試合だと認識しています。
頭の中で苦手意識というのが……
──『Dynamite!! USA』から大会まで1ヵ月ちょいしかありませんけど、コンディションは大丈夫ですか?
全然大丈夫です!
──ブラックマンバ選手とは再戦になりますが、前回(2006年5月3日/国立代々木競技場第一体育館)闘ってみた時の印象を教えてもらえますか?
手足が長いので懐が深い、というのと、3月のHERO'Sで宮田(和幸)さんからも腕十字を取りかけていたので寝技も強い。前回はヒザ蹴りを喰らっただけで終わっちゃいましたけど、もし2R、3Rまで行っていたらどんな姿になっていたんだろうって思います。
──あの試合は所選手の中でトラウマになりました?
はい。やっぱり頭の中で苦手意識というのが……。
──苦手意識というのはブラックマンバ選手に対しての?
ブラックマンバに対してもそうですし、スタンドからのタックルとかにも……。そういうのを払拭するためにも今回は勝ちたいです。
──所選手との対戦以降、ブラックマンバ選手は宇野薫選手、宮田和幸選手とも闘っています。
宇野さんをあそこまで追い込んだのにはビックリしましたね。宮田さんとの試合も、1Rで終わりましたけど、宮田さんのタックルを耐えたりとか、腕十字を取りかけたりとか、なんか思っていた以上の選手だったなぁって印象ですね。
──お話を聞いていると、「もう負けられない」というプレッシャーは相当大きいようですね……。
……はい。こういう大きな舞台で同じ選手に2度負けるって……やっぱりダメですよね?(苦笑)。正直、ホントに怖いです。ですので……勇気……そう、勇気! ……勇気!!(笑)。
──自分に言い聞かせるように言っていましたね(笑)。
今回のテーマは"勇気"です。勇気を持って頑張ります!!
──昨年の対戦以降、「ここがあの時とは違うぜ!」という部分はどこですか?
体重は、一気に5kgとかは増えていませんけど、ちょっと増えました。打撃もちょっとよくなって、経験もちょっと積んだし、ちょっとずつですけど、全体的に見たらプラスになっているところは多いと思います。
──ブラックマンバ戦への対策は立てていますか?
ボクシングジムに行った時にはブラックマンバを想定してミットを持ってもらったりしていますけど、あまり対策を練りすぎてしまうと、そうならなかった時に「どうしよう!?」ってなってしまうので、ほどほどにですね。
──今後の練習予定は?
あと2週間なんで特別変わったことはしないと思いますけど、試合までに気持ちを作るというか、勇気の部分ですよね。今回はホント、"気持ち"の部分が重要だと思います。
──ファンにはどういった試合を見せたいですか?
理想を言えば、リベンジに成功して「勝ちました!!」っていうところを見せたいですね。
──今回、所選手の中で最優先にしているのは、ファンを意識した"いい試合"ですか? それとも、今回は結果重視の"勝利"ですか?
やっぱりトーナメントですし、相手もブラックマンバということで、今回はとにかく勝ちたいですね。去年のブラックマンバ戦から気持ち的に止まっている感じがするので、勝って次のステップに進みたいです。
須藤(元気)さんの言葉を信じています!
──所選手とブラックマンバ選手も含め、今回のミドル級トーナメントには、J.Z.カルバン選手、アンドレ・ジダ選手、ビトー"シャオリン"ヒベイロ選手、宮田和幸選手、宇野薫選手、永田克彦選手が出場します。誰が一番のライバルになると思いますか?
いやぁ?、みんな強いですからね。とにかく今回ブラックマンバに勝って、宇野さんと永田さんの試合の勝者とやれたらなと思っています。
──宇野vs永田戦の勝者と闘いたいという理由を教えていただけますか?
宇野さんには以前負けていますし、永田さんとは対戦が何度か流れてしまったので、はい。
──昨年はそれほどでもなかったのですが、今年はいろんな場で「ミドル級トーナメント優勝」という目標を口にしているような気がするんですが……?
ええ。それは、あの……、須藤(元気)さんが「言葉にすると叶う」ってことを言っていたので……ええ(照笑)。
──あっ、そうだったんですか!(笑)。
須藤(元気)さんが本の中で言っていたんですよ。須藤さんの言葉を信じて、「優勝」という言葉を言ってみようと思いまして(笑)。
──信じましょう(笑)。それでは最後に意気込みを一発かましていただけますか。
K-1と言えば「リベンジ」なんで、ここはHERO'Sですけど、そういう試合になればいいなと思います。あと、勝村(周一朗)さんと一緒に勝って鎌倉で祝勝会ができたらいいなと思っています。応援よろしくお願いします!■
ブラックマンバとの再戦が決定した所。トーナメント1回戦とリベンジマッチ、2つのプレッシャーを抱えて試合に臨む
今月2日に行われた記者会見で所は「絶対に勝って、次のステップに行きたいと思います」とコメント
強張った顔でブラックマンバのパネル写真を見つめる所。インタビュー中も時折笑みは浮かべるものの、その表情は固かった
「勇気を持って頑張ります!!」。プレッシャーをはねのけリベンジに成功することはできるか!? 頑張れ、世界の所さん!!