2007年10月22日

高地トレーニングと同じ効果!

高地トレーニングと同じ効果!

──アッカ選手、練習中に身に付けていたその特殊なマスクというのは?

アッカ

このマスクは「REBNA(レブナ)」といって、裏に弁があって上下に分かれているんですね。上は鼻しか入らなくて、下は口しか入りません。鼻からは吸うことしかできなくて、口からは吐くことしかできないんです。だから、強制的に鼻から吸って口から吐くという呼吸になるわけですね。これを付けることによって高地トレーニングと同じ効果が得られるという優れものです。

──そのマスクを付けての練習は今回からですか?

今回からです。1ヵ月ちょい前から始めました。自分的にスタミナの課題があったんで、これでスタミナを強化しました。三段階ある強さの中から、今は一番強いのを付けているんですが、最初は一番弱いものを5分間付けただけでヘバっていましたね。今はかなりスタミナ付きましたね。20分間は全力で闘えるスタミナは付いたと思いますよ。あと、最後の粘りが出ましたね。

──最初、このマスクを見た時はどう思いましたか?

自分の先生からの薦めだったんですけど、「またぁ、いたずら心を出してぇ……。こんなのを付けて運動できるわけないじゃん!」って思いましたね。キン肉マンが戦闘モードにはいる時に口に一瞬パカッとマスクを装着するんですけど、そんな感じだなと思いました(笑)。

勝ちたい気持ちが一層、強くなった

──前回のメルヴィン・マヌーフ戦は惜しくも負けてしまいましたが、敗戦の原因はどこにあると思いましたか?

一言で言うと、経験不足ですね。自分がアメリカで一緒に練習した時から、マヌーフ選手はパワー、勢いだけじゃないというのは分かっていたし、相当なテクニシャンですからね。だから、普通にパワーとテクニックで勝負しても勝てないなと思っていたし、待っていたら殺されちゃうんで、攻めあるのみだなと。掴んだら倒してどうにかしようかなと思っていたんですけど、ここが経験不足で、倒れなかったんですよね。足に根が生えているような感じで。「そりゃあユン・ドンシク選手も、倒すのに手こずるわけだな!」と思いましたね。

──真っ直ぐガンガン来るだけじゃなかったわけですね。

最初だけですよ、一緒にガンガン打ち合ってくれたの。あとはボクが出るのをカウンターで合わせてくるみたいな感じですね。

──マヌーフ戦によって何か心境の変化というのはありましたか?

「勝ちたい!」という気持ちがより一層、強くなりましたね。やっていて「勝てそうだな」と思った部分もあって、そう思ったのに負けたのがすごく悔しかったんですよ。

──総合キャリア3戦ですべてが勝っても負けてもKO決着なわけですが、やはりKO決着というのは意識されますか?

ああ、それは意識しますね。やっぱりKOがいいじゃないですか! だって判定は、手数を取るのか、有効打を取るのか、試合の流れも加わって、全然違いますからね。どんなに押しているように見えても、その実、本当は勝っていたりとか。その逆もありますしね。やっぱりKO決着が一番スッキリしますよ。

合コンには絶対に呼ばない(笑)

──10・28韓国大会での対戦相手がポアイ菅沼選手に決まりましたが、今の心境を教えてくれますか?

心境的には、「谷川さん、またやってくれたなぁ」と(笑)。強敵中の強敵を、よく探してきますよね。「そっかぁ、パンクラスも見ていたんかぁ……」って思いました(笑)。嬉しい限りですよ、ホント。

──ポアイ選手の印象を教えてください。

イケメン! 男前ですよねぇ。背が高くて足も長いし、羨ましい限りですよ。合コンには絶対に呼ばないタイプですね(笑)。

──ルックス以外ではどうでしょう?(笑)。

バランスの取れたトータルファイターですよね。立ってよし、寝てよし。パンクラスは好きでよく見るんですけど、いきなりパンクラスに出てきたと思ったらダダッと活躍して、そうしたらしばらくして見なくなって、「あれぇ、あの選手、どこに行ったのかなぁ?」と思っていたら、今度、ボクの目の前に立つことになりました(笑)。まあ、気を付けるところだらけというか、全部気を付けなきゃいけない選手ですね。

──ポアイ選手の試合で、どの試合が一番印象に残っていますか?

桜木選手とやった試合は印象に残っていますね。ポアイ選手がマウントを取ってKOしたんですけど、バランスがいいなぁと思いました。上に乗ってパウンドを確実に打てるポジショニングがうまいなと。

──どういうふうに試合を組み立てますか?

自分が習ったことを全部出すだけです。体格的にすごく似ているんで、自分としては、どれだけベルナールが進化したかを見せられるいいチャンスだと思います。

──どの部分で自分が上回っていると思いますか?

気持ちですね。最後は気持ちですよ、勝負は。気持ちが強いほうが勝ちます。だって、ボクは今まで3戦していますけど、1戦目の時はシン・ヒョンピョ選手のほうがテクニックは上でしたし、2戦目のジョニー・モートン選手なんてパワーとスピードは圧倒的にボクより上。それでも勝てましたからね。結局、最後は気持ちですよ。

──韓国の熱いファンの前でどういうファイトを見せたいですか?

熱いファンの前では、熱いファイトしか見せませんよ!

──その熱いファイトをポアイ選手とはできそうですか?

やってくるでしょう、ポアイ選手は。逃げるタイプの選手じゃないでしょ?

──最高の勝ちパターンというのは?

もちろんKOですね。「ガツーンッ!!」と行きますよ。

──期待しています! それでは最後にファンへメッセージをお願いします。

楽しい試合をお見せしますので、期待してください!■

『OLYMPIA HERO'S KOREA 2007』韓国大会概要

『OLYMPIA HERO'S KOREA 2007』チケット購入

ベルナール・アッカ:プロフィール

「REBNA(レブナ)」というスタミナ強化マスクを装着し最終調整に臨むアッカ

練習前に「REBNA」を装着。鼻で吸い、口で吐くことを強制的に行うことによって、高地トレーニングと同じ効果が得られるという

強烈なキックをミットに叩き込む。「ススゥー……シューーー……」という独特な呼吸音がジム内に響く

呼吸が制限される中で、ミット目掛けてパウンド連打! アッカの動きが鈍ることはなかった

「20分間は全力で闘えるスタミナは付いた」と語るアッカ

ポアイ菅沼との一戦については、「どれだけベルナールが進化したかを見せられるいいチャンス」と意気込んだ

「熱いファンの前では、熱いファイトしか見せませんよ!」。ポアイ菅沼をKOすることはできるか!?

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